丈太郎の歓迎会で順一と日下さん3人で飲むシーン
ドラマでは飲んでいたお店は「SUNRIVER40010」でしたね。
あそこはオススメのお店の1つですね♪・・・っと言いたいところですが
実は架空のお店で実際には存在しません(笑)
お店の名前は物産館サンリバー四万十さんとカヌー館さんの40010Tシャツからの由来で
http://locoplace.jp/t000144988/contents/
近々訪れた際写真を撮らせて頂ければここにアップしますが
「SUNRIVER40010」店舗内装のモチーフはカヌー館さんの内装だと思います。
丈太郎が順一に返杯をし、それを見た日下さんが丈太郎に返杯にいくシーン
順一「お〜高知を知っちょうやいか」
丈太郎「まあ」
日下「ふふ はい」
丈太郎「はい? あっ そういうシステム?」
順一「ダブル攻撃やけん」
高知の独特なお酒の文化を表現し高知らしさをドラマで演出したかったんだと思います。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが高知のお酒の席での文化は独特
今回は少し高知のお酒のマナーや文化についてご紹介したいと思います。
まずドラマでやり取りのあった「返杯」
これは自分のお酒を飲み干し、自分が飲んだ杯で相手に酒を注ぐ
注がれた相手はそれを一気に飲み干し杯を返しそれに酒を注ぐ行為。
任侠映画等で兄弟の契りとして杯を酌み交わす場面がありますが
あれほど重たい意味合いはありませんが似たように返杯を注した相手との友好の印といったところでしょうか
返杯を注す時のマナーとして
①自分が飲んだ飲み口は掌でサッと拭く
②僅かでも飲み残しがある場合はお櫃やガラ入れ、灰皿等に飲み残しを捨てる
③初対面の人に注す場合は相手に伺いを立てる。
④目上の人に対して注ぐ場合はお酒の持ち手には添え手を付ける。
細かく言えばビールなどラベルが付いているお酒は注ぐ際ラベルを上に向けた状態で等ありますがその辺りは深く気にする必要はないです。
③番についてですが、「高知の人とお酒を飲むとあんなガンガンくるの?」と思う方もいらっしゃると思いますが、実際はそうではないです。(・・・そうでない事を切に願いますが・・・苦笑)
あくまで友好の印ですので、何も言わず「ホイ♪」っと返杯を注すのは相手の酌度が解っている仲の者同士の光景です。
初対面の人や初めて一緒に飲む人に注す場合
相手がお酒が得意でない方もいらっしゃいますので
「お酒は大丈夫ですか?」や、「返杯いってもよろしいですか?」等、注す場合は伺いを立てるのが普通です。(とある状態を除いて)
飲めない方や自分のペースで飲みたい方はそのまま丁重に断って頂いて構わないと思います。
相手も諦めますので・・・というか諦めてください(笑)
「飲めるけど他人が口付けたもので飲みたくないわぁ」という方は・・・断ってもいいと思いますが
我慢して飲んだ方がベターです。無理強いはしませんが高知の酒文化ですので郷に入っては郷に従った方がその場の空気を壊しません。
ただ会社付き合いや接待など相手との格付けが明白な場合は・・・断ることを諦める事をお勧めしますw
さて、返杯についての説明はこのあたりで、他にもう一つ重要な酒文化があります。
高知の人は同席したお酒の席で一緒に飲んでいる相手に自分で手酌をさせる事を嫌います。
これはおもてなし文化でもありますね。
高知では相手に手酌をさせてしまう事は大変失礼にあたります。
「え?いやいや手酌なんて普通皆手酌で注ぐでしょう?」なんて思う方もいらっしゃると思いますが
高知の人と一緒に飲む機会があれば試してみるといいですが
十中八九・・・阻止されると思いますw
強行して手酌をすると相手が多分ソワソワするので
手酌で飲みたい方もいらっしゃるかと思いますが助けると思っておとなしく好意に甘えてください。
逆に相手の杯が空になっている場合は注いであげてください。
空のまま放置しておくと初対面だろうがなんだろうが返杯が飛んでくる可能性があります。
返杯防止のためにも常に目を光らせておいてくださいw
あくまでご紹介したのは高知の一般的な酒文化です。
もちろんご紹介した全部が道理という訳ではありませんが高知でお酒を飲む機会があればご参考に。